電通国際情報サービス、クロスイノベーション本部、オープンイノベーションラボの比嘉康雄です。 それでは、ブロックチェーン週報3/8いってみようか。
非常時の暗号資産
ロシアもウクライナも暗号資産を活用していますね。特にロシアにおいては、制裁回避の意味合いが強そうです。暗号資産の特定の中央集権組織に管理されていないという特徴が実感できますね。
暗号資産と言ってもCEX(中央集権型の取引所)の場合(例えばCoinbase)は、特定の組織が管理しているので、規制することも可能です。しかし、単なる送金なら取引所を通さずWalletだけで実現できます。 もともとBitcoinは規制されない通貨として設計されてますからね。
通常、中央銀行によって発行された通貨は国境を越えるのに、時間と高額な手数料がかかります。それに対し、暗号資産は国境の概念がないので、どんな送金も同じ扱いになります。
非常時の暗号資産のニュース
- ロシアが「暗号通貨で制裁回避」の可能性、専門家が警告
- ウクライナ情報変革副大臣インタビュー「IT軍団と29億円相当の暗号資産による寄付」について語る
- クレカ事業停止 暗号資産規制も対ロ制裁で金融包囲網
Web3
Alchemy(アルケミー)が2億ドル(約232億円)のシリーズC1資金調達ラウンドをクローズし、同社の企業価値は110億2000万ドル(約1兆2760億円)となりました。
Alchemyは、Web3プロジェクトのためのインフラを提供していて、AWSのWeb3版と言われています。 ゴールドラッシュで儲けたのは、金鉱掘りではなく、ツルハシ売りだと言われています。Web3という金鉱を掘り当てようとしている人に、ツルハシを売るのはとても賢い戦略だと思います。
ゴールドラッシュ教訓 一番儲かった人、金鉱掘りそれともツルハシ売り?