電通総研 テックブログ

電通総研が運営する技術ブログ

AI・機械学習

yfinanceとAWSで未来の株価を予測する(後編)

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味でAIを勉強しています。 前回はSageMakerの線形学習モデルを使って、S&P500の100日後のスコアを予測しました。 …

yfinanceとAWSで未来の株価を予測する(前編)

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味でAIを勉強しています。 みなさん、株式投資はお好きですか?私は大好きです。 最近の株式市場は大荒れですね。…

世界で一番くわしい、Pandas ⇔ TabularData変換表

こんにちは、電通総研、Xイノベーション本部 AIトランスフォーメーションセンター所属の徳原光です。 以前、AndroidスマホでAIモデルを運用するために、Pandasの特徴量計算のコードをKotlin DataFrameを使用してKotlinに移植するための変換表を公開しました…

AITCの挑戦:Kaggle Home Creditコンペで学んだ技術と成果

はじめに こんにちは、Xイノベーション本部 AITCの鴨谷です。 私はAITCのコンサルティングチームに所属しており、日々データ分析や機械学習モデルの開発に取り組んでいます。 今回は、AITCのチームで参加したKaggleのHome Credit-Credit Risk Model Stabilit…

k近傍法による多クラス分類

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味でAIを勉強しています。 突然ですが、AIの勉強をしているとk-means法とk近傍法って混同しませんか? 不意に尋ね…

k-means法によるクラスタリングと可視化

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味でAIを勉強しています。 突然ですが、AIの勉強をしているとk-means法とk近傍法って混同しませんか? 不意に尋ね…

LLMエージェントの実行結果をPrompt flowとAzure AI Studioのトレース機能で管理する

はじめに Azure AI Studio とは Azure AI Studioのトレース機能 Azure AI Studioのトレース機能の使い方 Azure AI Studioの準備 ローカル環境での準備 トレース機能の使い方 エージェントワークフローでトレース機能を使ってみる 実装コード トレース結果を…

SageMakerのランダムカットフォレストで異常検知

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味でAIを勉強しています。 前回に引き続き IoTデバイス(温度センサー)の異常検知 をテーマに記事を書いてみます。…

Amazon Kinesis Data StreamsでIoTデバイスのリアルタイム異常検知

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味で AI を勉強しています。 今回は IoTデバイス(温度センサー)の異常検知 をテーマに記事を書いてみます。 温度…

XGBoostでオンラインゲームの課金ユーザーを予測する

こんにちは。コミュニケーションIT事業部 ITソリューション部の英です。 普段はWebアプリやスマホアプリの案件などを担当しています。あと、趣味で AI を勉強しています。 XGBoostは機械学習で非常に人気のあるアルゴリズムの一つで、特に表データにおける予…

Pandas ⇔ Kotlin DataFrame対応表

こんにちは、電通総研、Xイノベーション本部 AIトランスフォーメーションセンター所属の徳原光です。 普段は、主にPythonでPandasを使ってデータ分析やAI学習・推論のための特徴量を生成を行っていますが、最近KotlinでKotlin DataFrameを操作してデータ処理…

基本概念から理解するAzure AI Search - Azure OpenAI Serviceとの連携まで

こんにちは。XI 本部AIトランスフォーメーションセンター所属の山田です。 先日、部内の勉強会でAzure AI Searchについて紹介したので、テックブログでもその内容を紹介したいと思います。 Azure AI Searchとは? Azure AI Searchに保存されるデータに関する…

Google Colabで高性能?LLMモデル『Orion-14B』を試用してみる

初めに 電通総研 X(クロス)イノベーション本部 の三浦です。 プライベートではChatGPT4を積極的に利用しておりますが、いくつかの不満点も抱えておりました。そんな中、ローカル環境で高性能なモデル「Orion-14B」がリリースされたと聞き、試しに使ってみ…

RAGに捧げるベクトル検索パフォーマンスチューニング

こんにちは。電通総研 金融ソリューション事業部の若本です。 今回は、RAG内部で使用するベクトル検索の設定のチューニングについての記事になります。 RAGとは ベクトル検索になぜチューニングが必要なのか? 近似近傍探索 実験 検索対象 検索クエリ 評価方…

LlamaIndexを使ってローカル環境でRAGを実行する方法

こんにちは。電通総研コーポレート本部システム推進部の山下です。 最近はChatGPTなどのLarge Language Model(LLM)を利用したAIが話題ですね。 そのLLMを応用したRetrieval-Augmented Generation(RAG)という技術があります。 これは、LLMに文書検索などを用…

Azure のGPT-4 Turbo with Visionを使ってみた

こんにちは。XI 本部 AI トランスフォーメンションセンター所属の後藤です。 本記事は「 電通国際情報サービス Advent Calendar 2023 」の12月20日(水)の回の記事になります。 本記事では、つい先日利用が可能となったAzureの「GPT-4 Turbo with Vision」…

ChatGPTを利用するためのサーバーレスアプリケーションをAWS上に構築する

こんにちは!金融ソリューション事業部の孫です。 現在、我々はChatGPT全般の活用を積極的に検討しており、その多様な可能性の中にはメタバースにおけるChatGPTの利用も含まれています。 この観点から、AWS上にサーバーレスアーキテクチャを採用したChatGPT…

GPT-4Vができることをまとめてみた

こんにちは。ISID 金融ソリューション事業部の若本です。 先日、GPT-4から発展し、画像も扱うことができるGPT-4 with vision(GPT-4V)が発表されました。GPT-4Vは大規模マルチモーダルモデル(LMMs: Large multimodal models)と呼ばれるAIモデルの一種であ…

DigSportsのバージョンアップとプロダクトオーナーの苦悩

XI本部 スマートソサエティセンターの飯田です。 私は「DigSports」というAIによって運動能力を測定し、どのスポーツに向いているかを提案する製品のプロダクトオーナーを担当しています。 DigSportsは、運動が苦手な子どもたちや運動から遠ざかってしまった…

UE5上のオブジェクト情報をChatGPTに問い合わせる方法

こんにちは、金融ソリューション事業部の岡崎、若本です。 3DCG空間では、オブジェクトに関する情報を過度に表示し過ぎることはユーザー体験を阻害する要因になります。その一方で、あまりに情報が少ないと世界観の欠如に繋がります。そのため、質問応答など…

ChatGPTで爆速!10分でLT用のプレゼン資料の下書きを作成する

みなさんこんにちは、X イノベーション本部ソフトウェアデザインセンターの徳山です。 いきなりなのですが、「ちょっとした」プレゼン資料の作成って意外と難しくないでしょうか。 特にプレゼンの機会がこれまであまりないと「構成や見た目、中身をどの程度…

ラップができるAIを作ろう Part.2 ~ChatGPTにラップさせる~

こんにちは、金融ソリューション事業部の若本です。 前回の記事に続き、AIを用いてラップの生成を行います。 前回の記事はこちらです。 前回までのあらすじ ChatGPTでフリースタイル調のラップの生成をするためには、韻を別途取得するAIが必要でした。 そこ…

ラップができるAIを作ろう Part.1 ~韻を検索する~

こんにちは。最近MC battleにハマっております、ISID 金融ソリューション事業部の若本です。 イベント現場にも何度か足を運んでおり、行くたびにその月で一番大きい声を出しています。 さて、そんなラップにがっつり影響を受け、今回はラップができるAIを作…

ブラックボックス最適化のOptunaを使って、自分の好みの色を探してみる

ISID X(クロス)イノベーション本部 の飯田です。 ブラックボックス最適化を使って、なかなか言語化しにくい自分の思考パターン(好みの色)を表現する取り組みをしてみました。 ブラックボックス最適化とOptuna ブラックボックス最適化とは「ある関数の出…

Stability for Blenderでテクスチャ/CGを生成してみる

こんにちは。ISID 金融ソリューション事業部の若本です。 生成系の画像/自然言語処理AIが盛り上がりを見せる中、既存ソフトウェアへの組み込みや連携も活発に行われるようになってきました。 3DCG制作アプリケーションであるBlenderでも、アドオンを通じてBl…

GPT4にテクノロジーレポートを書いてもらう

電通国際情報サービス、オープンイノベーションラボの比嘉康雄です。 僕の所属する部署は、旬な技術に対して、レポートを継続して書いています。そのレポートをGPT4に書いてもらおうというのが今回の記事になります。はやりのプロンプトエンジニアリングです…

ChatGPTに声を与えてみる(ESPNet)

こんにちは、金融ソリューション事業部の若本です。 先日ChatGPT(gpt-3.5-turbo)のAPIが公開されるとともに、Open AIのサービスが使いやすくなりました。 今回は、ChatGPTから返ってきたレスポンスを読み上げる簡易アプリケーションの作成を行います。 使…

認知心理学の観点からみたGPT3の振る舞いとロボット技術・Labratory Automation

XI本部 オープンイノベーションラボの飯田です。 最近、ChatGPTをはじめとした生成AIが注目されています。 その中で、Gigazineのニュースで以下の話を目にしました。 gigazine.net 上記の記事に感化され、心理学でChatGPTのようなものが、どのように扱われて…

StableDiffusion x Substance3DでUnreal Engine向けマテリアルを生成する

こんにちは!金融ソリューション事業部の山下です。 本記事では、前回の記事に続き、StableDiffusion生成画像からUnrealEngineで使用可能なマテリアルを生成します。 今回はノードベースプログラミングなど不要ですので、さくっと終わります。 実施環境/ツー…

StableDiffusion生成画像をBoostingMonocularDepthで擬似3D化

本記事では、画像生成AIのStableDiffusionとデプスマップ推定AIのBoostingMonocularDepthを用いて、上記のように板を押し出し加工したような(擬似)3Dモデル生成方法を紹介します。3DのモデリングおよびレンダリングはHoudiniを使用します。