電通総研 テックブログ

電通総研が運営する技術ブログ

Xイノベーション本部

AWS re:Invent 2024とAWS GameDayについて

こんにちは、株式会社電通総研の新卒2年目の宮崎 博寿 です。 クロスイノベーション本部 クラウドイノベーションセンターに所属しております。 24年の12月上旬に、世界最大規模のAWSカンファレンス 「AWS re:Invent」 に参加しましたので、現地で体験した学…

テックブログ開設3周年!

祝3周年 こんにちは。 X(クロス)イノベーション本部プロダクトイノベーションセンターの中村です。 本テックブログは12月をもって開設3周年を迎えました! 私たちは、この3年間で毎週1本以上の記事を継続的に公開してきました。総数は390本を超え、単純計…

テスタビリティを高めるために意識していること

こんにちは。X イノベーション本部 AI トランスフォーメーションセンター 所属の山田です。 本記事は電通総研 Advent Calendar 2024の 12 月 17 日の記事です。 はじめに 私達は普段、Python を使ってアプリケーション開発をしています。 本記事では、チーム…

FlutterはWebアプリ開発でどこまで使えるか?

はじめまして、X(クロス)イノベーション本部プロダクトイノベーションセンターの瀧川亮弘です。 本記事は、電通総研 Advent Calendar 2024 10日目の投稿です。 もともとネイティブアプリを主戦場とするFlutterですが、Web開発にどれほど活用できるのか調査…

DRY 原則再解釈:「誤った共通化」を責任駆動で回避する

こんにちは! X(クロス)イノベーション本部 プロダクトイノベーションセンターの佐藤です。電通総研 Advent Calendar 2024、12日目の今日は、DRY 原則の再解釈を通して、設計上の落とし穴である「誤った共通化」に陥らないためにはどうするべきかを考察し…

ソフトウェア設計と認知科学的アプローチ

こんにちは、Xイノベーション本部の米久保です。 こちらは、電通総研テックブログ アドベントカレンダー2024の12月10日の記事です。 はじめに 認知負荷 認知負荷理論 ソフトウェア設計と認知負荷理論 認知バイアス エラー まとめ 参考文献リスト はじめに IT…

Regal を使って Rego を Lint する

こんにちは。X(クロス)イノベーション本部クラウドイノベーションセンターの柴田です。この記事では Rego の Linter である Regal を紹介します。1この記事は 電通総研 Advent Calendar 2024 の 5 日目の投稿です。前日の記事は井手さんの「入社 3 年目の…

ヘッドレスCMSの選定 - StrapiとSanityの比較

こんにちは、XI本部プロダクトイノベーションセンターの瀧川亮弘です。 現在行っているWebサイトの運用において、ヘッドレスCMSの導入を検討しています。 本記事では、ヘッドレスCMSの選定で調査したことを共有します。 ヘッドレスCMSとは ヘッドレスCMSとは…

GitHub Copilot(VS Code版)の新機能「Copilot Edits」を使ってAIとテスト駆動開発をする

こんにちは、Xイノベーション本部の米久保です。 サンフランシスコで2024年10月29日から30日にかけて開催されたイベントGitHub Universe 2024に合わせて、さまざまな新技術・新機能に関するリリースが10月29日にGitHub社より発表されました。 とくに、GitHub…

Next.js: Static Exports のi18n(多言語)対応

こんにちは、XI本部プロダクトイノベーションセンターの瀧川亮弘です。 現在、Next.jsのStatic Exportsにより、Webサイトの構築を行っています。 本記事ではStatic Exportsのi18n(多言語)対応の実装方法を紹介します。 Static ExportsはNext.jsのアプリケー…

FlutterFlowでサクっと開発する社内業務スマホアプリ

XI本部 プロダクトイノベーションセンター アジャイル開発グループの徳山です。 前回の記事「FlutterFlowでFirebaseと連携する方法」では、FlutterFlowとFirebaseを活用したバックエンドのセットアップ方法を詳しく解説しました。今回は、FlutterFlowを使っ…

FlutterFlowでFirebaseと連携する方法

XI本部 プロダクトイノベーションセンター アジャイル開発グループの徳山です。 前回の記事「FlutterFlowに制約はある?できることとできないこと」では、FlutterFlowを使った開発における制約や注意すべきポイントをお伝えしました。今回は、FlutterFlowと…

FlutterFlowに制約はある?できることとできないこと

XI本部 プロダクトイノベーションセンター アジャイル開発グループの徳山です。 前回の記事「FlutterFlow vs Adalo:ノーコードモバイルアプリ開発ツールの比較」では人気のノーコード開発ツールのAdaloと比較することでFlutterFlowとの機能の違いやメリット…

FlutterFlow vs Adalo:ノーコードモバイルアプリ開発ツールの比較

XI本部 プロダクトイノベーションセンター アジャイル開発グループの徳山です。 前回の記事「FlutterFlowとは?ノーコードでスマホアプリ開発を始める方法」ではFlutterFlowについての特徴や機能といった基本知識を紹介しました。今回は、FlutterFlowを同じ…

FlutterFlowとは?ノーコードでスマホアプリ開発を始める方法

XI本部 プロダクトイノベーションセンター アジャイル開発グループの徳山です。 私たちのグループは現在ローコードツール、その中でもマルチプラットフォーム向けにアプリケーションを開発できるFlutterFlowの活用を行っており、業務アプリのMVP開発などに活…

SupabaseとDrizzle ORMを利用する場合のDBスキーマの管理方法

こんにちは、電通総研の瀧川亮弘です。 本記事ではSupabaseとDrizzle ORMを利用する場合のDBスキーマの管理方法について記載します。 テーブル定義は、Drizzleのお作法に則り、TypeScriptで管理しています。 schema.ts import { boolean, pgEnum, pgTable, p…

Supabase: 参照はRLS(Row Level Security)、登録更新削除はEdge Functionsで認可制御を実装した話

こんにちは、電通総研の瀧川亮弘です。 現在、Supabaseによるアプリ開発を行っています。 本記事ではSupabaseの認可制御をどのような方針で実装しているのか紹介します。 前提 アプリからSupabaseへのリクエストは2つのAPIを使い分けています。 一つ目にSupa…

オープンソースのJavaScriptライブラリ「Leaflet」で地図表示を試してみる

XI本部スマートソサエティセンターの野網です。データ連携基盤に関連する自治体案件に携わっています。この自治体案件ではデータ連携基盤だけでなく、基盤上で提供するサービスについても検討しています。防災やインフラ管理の観点では、地図上でさまざまな…

アーキテクト思考:メンタルモデル構築の重要性

こんにちは、X(クロス)イノベーション本部の米久保 剛です。 ITの世界は日々進化し続けており、新しい技術や概念が次々と登場しています。このような環境下で、ITアーキテクトには常に最新の動向を把握し、適切な判断を下すことが求められます。そのために…

世界で一番くわしい、Pandas ⇔ TabularData変換表

こんにちは、電通総研、Xイノベーション本部 AIトランスフォーメーションセンター所属の徳原光です。 以前、AndroidスマホでAIモデルを運用するために、Pandasの特徴量計算のコードをKotlin DataFrameを使用してKotlinに移植するための変換表を公開しました…

Amazon EKS マネージド型ノードグループの更新動作におけるEviction APIの実行状況を確認する方法

こんにちは。X(クロス)イノベーション本部クラウドイノベーションセンターの柴田です。 この記事ではAmazon EKS マネージド型ノードグループの更新動作におけるEviction APIの実行状況を確認する方法をご紹介します。 背景・課題 Eviction APIの実行状況を…

電通総研ArchitectMeetup開催決定!

皆さんこんにちは!コーポレート本部システム推進部の佐藤太一です。 突然ですが、8月23日に完全オフラインイベントを開催します!その名も「電通総研 Architect Meetup」です。電通総研のアーキテクトが登壇し、普段の仕事ぶりについてお話する貴重な機会で…

Microsoft Build 2024 現地参加してきました!

Microsoft Buildとは? Microsoft Buildのプログラム 注目アップデート情報の紹介 アップデート情報のサマリ Azure AI系のアップデート情報 Azure OpenAI Service Azure AI Studio Phiシリーズ Windows Copilot Runtime アプリケーションサービス系のアップ…

AITCの挑戦:Kaggle Home Creditコンペで学んだ技術と成果

はじめに こんにちは、Xイノベーション本部 AITCの鴨谷です。 私はAITCのコンサルティングチームに所属しており、日々データ分析や機械学習モデルの開発に取り組んでいます。 今回は、AITCのチームで参加したKaggleのHome Credit-Credit Risk Model Stabilit…

LLMエージェントの実行結果をPrompt flowとAzure AI Studioのトレース機能で管理する

はじめに Azure AI Studio とは Azure AI Studioのトレース機能 Azure AI Studioのトレース機能の使い方 Azure AI Studioの準備 ローカル環境での準備 トレース機能の使い方 エージェントワークフローでトレース機能を使ってみる 実装コード トレース結果を…

AWS IAM USERにPasskeyが来たぞ!!!

電通総研 X(クロス)イノベーション本部 の三浦です。 現在開催されているAWS re:Inforce 2024 のKeynote にて、AWS IAMのrootユーザーおよびIAMユーザーのMFA(多要素認証)としてPasskeyのサポートが発表されました。 以下、公式文書です。 AWS adds pass…

SupabaseでDrizzle ORMを利用してトランザクションに対応する

こんにちは、電通総研の瀧川亮弘です。 現在、Flutter(FlutterFlow)とSupabaseによるアプリ開発を行っています。 本記事ではSupabaseのEdge FunctionsでDrizzle ORMを利用してトランザクションに対応する実装について記載します。 Edge FunctionsからDBへ…

YAGNIと拡張性のあいだ

こんにちは!Xイノベーション本部プロダクトイノベーションセンターの米久保 剛です。 弊社のテックブログ上では今回が初めての記事執筆となります。アーキテクチャ設計やアプリケーション設計の話を中心に、不定期に情報発信していきたいと考えています。 Y…

Datadog Logsにてホストタグが継承されない問題の原因と解決方法

こんにちは。X(クロス)イノベーション本部クラウドイノベーションセンターの柴田です。 本記事ではDatadog Logsにてホストタグが継承されない問題の原因と解決方法をご紹介します。 発生した問題 Amazon EKSクラスタ&マネージド型ノードグループを構築し…

既存の Java プロジェクトに SpotBugs を導入する際に工夫したコト ~ reviewdog + GitHub Actions ~

こんにちは! XI本部 プロダクトイノベーションセンター の佐藤です。 先日、社内のとある既存の Java プロジェクト(Gradle プロジェクト)に静的解析ツールの SpotBugs を導入する機会がありました。 『SpotBugs の Gradle プラグインを追加して、 CI で実…