金融ソリューション事業部 石沢です。ISIDは現在全社で1on1の実施を奨励しており、私自身も部署のメンバーに対して1on1を実施しています。本記事ではISIDにおける1on1の状況と、昨年参加したエール社提供の1on1改善ワークショップ【聴くトレ】に参加した経験と感想をご紹介します。
ISIDにおける1on1の状況
ISIDでは現在1on1を人事施策として奨励しています。実施は強制ではないですが、社として様々な支援を受けることが可能で、実施のためのガイダンスやツール(TeamUp)を希望者は全員利用できるようになっています。ISIDの1on1の取組みは以下サイトでも紹介されていますので、興味があれば参照してください。
わたしと1on1
現在は社の人事施策として推進されている1on1ですが、わたし自身はそれより数年前から書籍やネット記事などを参考に自分のプロジェクトに実験的に適用していました。その時に参考にしていた情報は書籍「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」(当時は旧版「インテル経営の秘密」)など、あとは海外で働く日本人エンジニアの記ネット記事などです。あとは、見よう見まねですね。
ISIDでは現場でいろいろ勝手に工夫する文化があるので、わたしと同じようにいろいろな現場で1on1の取組みは進んでいたようです。すぐに社内でも「1on1をやってみたらよかった」「所属部員とのコミュニケーションに1on1を活用するのが良い」という声がすぐに聞こえるようになっていました。社の規定で定められた上司部下の面談はあるのですが、それを拡張してみんな工夫していったという感じです。
そんな中で、2021年には人事部主導で1on1を支援するツールのトライアルや全社展開なども行われ、1on1に関する基本的なガイドラインなども公開されました。現在では多くの社員が1on1をやっている状況になっています。利用は任意ですが、支援ツールのTeamUpはリマインドや記録機能などが便利で、わたしは愛用しています。わたし自身は隔週の頻度でメンバーとの1on1を日常的に実施しています。
【聴くトレ】参加経緯
日常的に1on1をやってはいるのですが、すこし不安はありました。
- 自分が1on1を効果的にやれているのかわからない
- 改善すべき点があるのかどうかもわからない
ちょうどそのころ読んでいた「ヤフーの1on1」という本で、ヤフーさんでは教育施策として「1on1チェック」というアセスメントや研修をやっているという事が紹介されていました。うらやま……
実際のメンバーとの1on1は、内容的にも第三者に見てもらったり、話した内容を開示するわけにもいかないし、振返ってみると練習する場に飢えていたんだと思います。素振りがしたいんや……
そう思っていたところに、人事部から エール社さんの【聴くトレ】のトライアルをやるので参加者を公募するという話が飛び込んできたので、さっそく飛びついて参加してみたのです。
【聴くトレ】とは
具体的な内容は公式サイトを見ていただくとして、ざっくりこのような内容でした。
- キックオフミーティングで取組みの説明とコンセプトの話を聞く
- 自習用動画が配布されるので、【聴くトレ】が重視する注意点、コツを学ぶ
- サポーターと呼ばれる社外メンターと練習や相談をする
これは私の問題意識にピッタリでした。
【聴くトレ】の感想
個人的には自分の1on1について振り返る良い機会だったと思います。また社外の方と1on1をすることも新鮮で受講して良かった。ずっと受講し続けたいというわけではありませんが、定期的にこういったサービスで自分のフォームを点検できるのは大変良いと思います。今回はトライアルということでしたが、人事部でも今後継続する方向性で検討しているということで、期待です。
その他の細かい感想はこちら
- コストパフォーマンスは未確認です(人事部さんありがとう!)
- サポーターとのマッチング問題はありそうですが、わたしを担当していただいた方は非常に面白かったです。ただ、実際の1on1でも相性の問題はあるはずなので苦手なタイプの人とマッチングしてしまっても、それも修行だと思えば楽しめそう
- セッションはVoice Onlyのオンライン実施形式(専用のサポートサイト経由での実施となります)。表情が見えないのはちょっと残念でしたが、場所を選ばずに実施できるというメリットもありそう
- セッションは緊張します(特に初回)。どんなことを言われるのだろうかという不安もありましたが、至らない点もやさしくフィードバックしてもらえて杞憂でしたが……
- 普段つかわない筋肉を使ったような疲れはありました(それがやりたかったので問題はないのですが)
- 詳しくはナイショですが、自分自身の1on1についてはひとつ重要な課題を発見できて良かったです。客観的に観察してもらえるというのは、やはりよいですね。うまく解消できているかはわかりませんが、よりそったアドバイスをしていただき、練習させてもらったので改善したと信じたい
むすびにかえて
本記事ではISIDの1on1の取組みと、管理職として1on1力をレベルアップしようとしてみたわたしの経験についてご紹介しましたが、いかがでしたか。1on1がうまくいかないというお悩みをお持ちの管理職な方はエールさんのサービスをチェックすると良いと思いますが、むしろそういったサポートも受けられるISIDへの転職もご検討してはいかがでしょうか?
私たちは一緒に働いてくれる仲間を募集しています!
ISID 募集職種一覧執筆:Ishizawa Kento (@kent)、レビュー:@kou.kinyo
(Shodoで執筆されました)