これは電通国際情報サービス アドベントカレンダーの一日目の記事です。
はじめに
みなさんこんにちは、電通国際情報サービス(ISID)Xイノベーション本部アドバンストテクノロジー部の佐藤太一です。 ISIDの技術的な取組みを外部に公開することで、ISIDをより多くのみなさんに知ってもらうためテックブログを始めました。
アドベントカレンダーの時期は、たくさんのエントリが公開されるので皆さんお忙しいとは思いますが、毎日新しい記事を公開予定ですので是非ごらんになってください。
使っているツール
まずは、このブログを執筆するにあたって利用しているサービスやツールを紹介します。
Teams
ISIDでは標準的なチャットツールとして、Microsoft Teamsを使っています。 そこにテックブログ用のチームを作成して、参加メンバーのサポートや事務連絡を行っています。
Shodo
Shodoはこういったブログエントリのような文章を執筆するために必要な機能が全部入った便利な執筆管理SaaSです。 アイディアのメモ書きとタスク管理と執筆用のMarkdownエディター、それに加えてレビュー管理ができます。
普段の仕事でやっているようにGitHub上でtextlintを使ったCIを回しながらブログを投稿する方法も検討しましたが、仕組みが複雑になりすぎるので諦めました。
はてなブログ
ブログサービスはたくさんありますが、はてなブログを採用した理由を説明します。
Markdownで書けること
Markdown記法を使って記事を書けることは個人的にかなり重要視しています。
テックブログですから何かを比較検討することは多いと考えていますので、データをきれいに並べて見せられるテーブル記法は非常に大切です。
また、ソースコードをエントリの中に綺麗に記述したいのでコード記法が適切に動作することも必要です。
加えて、#
で見出しを並べておくと [:contents]
で目次が簡単に作れるのも気に入っています。
高速に動作すること
ブログのようなメディアはどんなに遅くとも3000ms以内にはコンテンツが読める状態で表示されていることが望ましいと考えています。いわゆる三秒ルールですね。 これは、読者が読みたいという気持ちのあるコンテンツであれば待ってもらえます。しかし、待ってもらえるということはコンテンツの質に対する期待が高まります。テックブログのように軽量なメディアでは、恐らくその期待を満たすのは難しいでしょう。 ウェブに関連する技術は極めて高速に変化している上に多様です。サーバだけでなく、経路のネットワーク、クライアントであるブラウザ、またブラウザの実行環境はパソコンだけでなくスマートフォンもあります。つまり、読者のコンテンツを届ける経路には多くの要素技術が濃縮されているのです。
私たちがコンテンツのホストをSaaSにお願いするのは、こういった最適化を主たる業務として実施しているサービス提供者の方が上手くやれるからです。
見た目の調整にCSSやHTMLを使えること
自社メディアの一種としてブログを運営するのですから、ブランディングは大切なことです。
私たちが作成したコンテンツはホストしていただいているサービスに譲渡するわけではありません。また、ホストしているサービスが提供するコンテンツの一部というわけでもありません。
どれだけ簡単に使えるとしても、ビジュアルデザインがホストしているサービスの一部になってしまうようでは、企業としてのブランディングを損なうと私は考えています。
今の公開状態では私が見た目を調節しているので、それほど高度なビジュアルデザインは実施していません。それでも、ロゴやヘッダー画像、背景色などはコーポレートサイトとできるかぎり一致させています。
記事を簡単にエクスポートできること
これもブランディングの話の続きです。
私たちのメディアに対する姿勢が変わればSaaSの選定基準は当然変わります。その変化によってコンテンツを預けるサービスが変わることはあるでしょう。そういった時、それまでに作ったコンテンツを移行するのが難しいサービスを使いたくはありません。
もちろん、ウェブですからHTMLをスクレイピングすればあらゆるコンテンツは移行可能ですが、そういう強引なやり方をせずにコンテンツ移行できることが望ましいと私は考えます。
はてなブログではAtomPubに対応しています。加えて、MovableType形式のテキストファイルによるエクスポートもあります。
まとめ
この記事では主にテックブログのコンテンツをホストするためのサービスとしてはてなブログを採用した理由を説明しました。 Shodoは便利に使っているのですが、まだ使い始めたばかりで勝手が分からない部分もあり、今回は軽い説明になりました。
ISIDのアドベントカレンダーは今日始まったばかりですが、このまま25日まで続きますので、皆さんお楽しみに!
執筆:@sato.taichi、レビュー:@handa.kenta (Shodoで執筆されました)