グループ経営ソリューション事業部で、会計プロダクト「Ci*X Financials」の製品開発を担当している高崎です。
唐突ですが、皆さんは自身のスキルアップのために、どのようなことに取り組んでいますか?
例えば、書籍を購入して自己学習をしたり、社内外の勉強会や研修に参加したり、自身が学んだことを誰かに教えたりなど様々なことに取り組んでいるかと思います。
これらの方法でもスキルアップは可能ですが、コンフォートゾーンを抜け出すということを意識して行動することで、より効果的にスキルアップが可能です。
コンフォートゾーンを抜け出すという行動について、私の実体験を交えて、紹介したいと思います。
コンフォートゾーンとは
コンフォートゾーンとは、自分にとって快適で慣れ親しんだ状態や行動の領域を指します。
コンフォートゾーンにとどまることは、安心感をもたらしますが、成長や学習は起こりません。
コンフォートゾーンを越えた先に、ラーニングゾーンがあります。
ラーニングゾーンは、新しいスキルや知識を獲得するために挑戦する領域です。
ここでは、少し不安や緊張を感じるかもしれませんが、成長が促進されます。
ラーニングゾーンのさらに先には、パニックゾーンがあります。
パニックゾーンは、非常に新しい状況や挑戦的な状況で、不安や恐怖を感じる領域です。
ここでは、ストレスが高まり、学習や成長が難しい場合があります。
自己成長を促進するためには、コンフォートゾーンからラーニングゾーンへの移行を意識的に行い、新しい経験や知識を積極的に追求することが大切と言われています。
コンフォートゾーンから抜け出す方法
では、具体的にどうすればコンフォートゾーンからラーニングゾーンへ移行できるのでしょうか?
私の実体験から、自己学習の範囲でラーニングゾーンへ移行するのは難しいと感じています。
参考として、私が実行してきた方法をいくつか紹介します。
- これまで担当したことがない仕事の担当に手を挙げ、主担当としてその仕事をやり遂げる
- 担当しているプロジェクトの中での課題を自分でみつけ、その解決を主担当としてやり遂げる
- 自分がやりたい仕事(これまで経験がないこと)が現在の担当業務の範囲では経験することが難しい場合は、上司に希望を伝え続け、チャンスが来れば、その担当にアサインしてもらう
- 社内公募などで他部署への異動のチャンスがあれば手を挙げる
- 転職する ※最終手段です・・
これらの方法をとると、否が応でも自身の力を上げないとやり遂げられないので、ラーニングゾーンへの移行が可能になります。
ただし、気を付けないといけないのは、自身の実力に対して高すぎる目標や、周囲に助けてくれる人がいない場合は、パニックゾーンに陥ってしまいます。(これも実体験からです・・)
重要なのは「自分の意思でコンフォートゾーンから抜け出す」という点です。他人に背中を押されても、なかなかコンフォートゾーンを抜け出せません。
自身の足りないものは何か、それを補うためには何をしないといけないのか、を分析しておく必要があります。
それを自分で考えることが難しい場合は、周囲に頼りになる同僚・上司がいれば、相談してみるといいと思います。
自分では考えつかなかった、自身の欠点や伸びしろを見つけられるかもしれません。
スキルアップできた例
私がどのようにしてコンフォートゾーンを超えて、スキルアップできたかの一例を紹介します。
私は電通総研に2021年に中途入社したのですが、配属されたプロジェクトではテスト環境のインフラ管理者が1名しかいない状況でした。インフラはAWSを使用しているのですが、私のこれまでのキャリアとして、インフラではなくアプリケーション開発がメインだったので、インフラ力を上げる良い機会だと思いインフラ管理の担当者に立候補しました。
※ここでコンフォートゾーンを超えて、ラーニングゾーンに入りました
インフラの運用を行っていく中で、テスト環境として使用しているEC2(Amazon EC2)インスタンスが増えてきて、デプロイ作業やミドルウェアの管理が大変になってきたので、アプリケーションのDockerコンテナ化やCI/CDパイプラインの構築を行いました。構築にあたって、書籍での自己学習や、AWSの公式ドキュメント・チュートリアルから基礎を学びました。
いろいろと失敗を重ねながら、手探りで構築を進めましたが、なんとか形にすることができました。
※Dockerコンテナ化やCI/CDパイプラインを構築した理由は他にもあるのですが、また別の機会に詳しく話したいと思います
今ではインフラのみではなく、プロジェクト内のDevOpsを推進する役割を担うまでスキルアップすることができました。
最後に
ここからは宣伝になりますが、私が開発を担当している「Ci*X Financials」は2021年11月にローンチした、新しいプロダクトです。
まだまだ成長過程のプロダクトですので、コンフォートゾーンを抜け出すチャンスがたくさんあります。
自身の成長が顧客満足に直結するプロダクトなので、とてもやりがいを感じられる仕事です。
興味がある方はぜひご応募ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも誰かのスキルアップの助けになれたら嬉しいです。
執筆:@takasaki.keisuke、レビュー:英 良治 (@hanabusa.ryoji)
(Shodoで執筆されました)