はいどーもー!
閲覧履歴を表示させるためにCtrl+H(Windows)やcmd+Y(Mac)を押下するつもりが誤ってCtrl+Yやcmd+Hを押下してしまう、コミュニケーションIT事業部の宮澤響です!
本記事では、2024年11月1日より新シラバスVersion 2023V4.0.J02準拠となったJSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験を受験してきた話をまとめます!
なお、その場で結果が表示されるタイプの試験ではないため、本記事公開時点では合否は判明していません…あしからず…!
JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験とは
JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験とは、ソフトウェアテストに関する基礎的な理解が問われる試験です。
ソフトウェアテスト技術者の国際的な資格認定団体International Software Testing Qualifications Board(ISTQB)の加盟組織であるJapan Software Testing Qualifications Board(以下、JSTQB)が主催している試験の一つであり、「Foundation Level」とあるとおり、JSTQB認定テスト技術者資格試験の中では最も基礎的な内容のレベルの試験となります。
実施形式としてはPBT形式とCBT形式の2種類があります。
PBT形式は指定会場に集合して試験を受験する形式であり、基本的に年2回程度開催されています。
一方、CBT形式は全国各地のテストセンターで試験を受験する形式であり、テストセンターの予約枠に空きがあればいつでも受験可能です。
受験のきっかけ
きっかけは、システム開発案件にて、テストチームをサポートする役割を任されたことです。
私自身が直接テストを設計・実施する立場ではないものの、メンバーをサポートしていくためにはテストに対する一定の理解が必要であると考え、受験することを決定しました。
なお、新シラバス対応の試験予約が開始されたのは試験切り替え前日の2024年10月31日でした。
そのため、受験すること自体は決定していたものの、実際に試験を予約したのは試験前日でした。
何故シラバス切り替え直後のタイミングで受験したのか
試験範囲の変更直後は、当然ながら当該範囲の過去問題や出題傾向に基づく予想問題が存在しません。
そのため、資格の取得だけを主眼に置くのであれば、旧シラバスを基に学習を重ね、10月までに試験を受験する方が、合格可能性は高かったかもしれません。
しかし、以下の理由から、私はこのタイミングでの受験を選択しました。
- より新しい知識を習得する方が有用であると考えた(資格の取得よりも知識の習得に主眼を置いた)ため
- 新シラバスで記述が増加したとされるアジャイルやDevOpsなどの要素が、私にとっては馴染みのあるものであったため
利用教材など
学習初期と試験直前の計2回、目を通しました。
といっても、あくまで目を通しただけであり、熟読・精読したというほどではありません。
(アフィリエイトではないですよの意味を込めて敢えてリンクは記載していませんが、検索すれば難なくヒットすると思います!笑)
私が学習を始めた時点では新シラバスに対応している教材がおそらくこちらのテキストのみであったため、こちらを活用しました。
こちらも軽く一周した程度ですが、巻末にある模擬試験は、実際の試験問題の雰囲気を体感するために有用だったと感じています。
なお、弊社では、本資格取得のためのサポートとして、各自が選択した教材1冊を会社の経費で購入できます。
そのため、私も上記制度を利用して会社の経費で購入しました。
テス友とは、テスト技術者資格認定の勉強用アプリケーション/Webサービスです。
「テスト技術者資格認定の勉強用」とあるとおり、本試験以外にも、JCSQEソフトウェア品質技術者資格認定やIT検証技術者認定試験にも対応しています。
1問1答形式の問題が10問ずつ(変更可能)出題され、1問解答するごとに解説が表示される、という形式であるため、スキマ時間で効率的に試験対策に取り組むことができました。
受験してみての所感
難易度について
難易度としては、やはりFoundation Levelということもあり、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の内容を理解できていればそれほど苦戦せずに合格できるレベルだと感じました。
具体的にどのような問題が出題されたかは紹介できませんが、先述のテキスト巻末の模擬試験と同等の形式および難易度でした。
設問について
とても個人的な感想になってしまいますが、私が直近で受験・取得した資格が問題文が長く複雑なことで有名なAWS Certified Solutions Architect - ProfessionalやAWS Certified DevOps Engineer - Professionalであったこともあり、「問題文が短くて目も脳も疲れない…!」というのが第一印象でした。笑
新シラバスで加筆されたアジャイルやDevOpsなどの概念に関しては、関係する設問は何問か出題されたものの、それそのものがメインの設問はほとんどなかった印象です。
また、詳細を記載できないことが残念ですが、作問者の遊び心を感じるイマドキっぽい設問がとても印象に残っています。
自身への影響について
本資格について学習したことで、テストチームの仕事の進め方や大変さなどを理解できるようになり、テストチームの仕事(特に、欠陥レポートの記載、リーダーの方の振る舞い、など)の品質の高さを再認識できました。
それにより、私自身もテストチームをより親身にサポートできるようになった…かもしれません。
(親身かどうかは受け手側の感じ方次第なので「できるようになった」とは言えません…!)
総じて、本資格の受験は私にとっては有意義なものでした。
おわりに
本記事では、新シラバス準拠となったJSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験を受験してきた話をご紹介しました。
本記事公開時点では新シラバスに関する記事はまだあまり多くないため、少しでもこれから資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
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<電通×IT>電通グループ基幹システムプロジェクトマネージャー エンタープライズ向けDX推進リーダー/エンジニア◆電通グループ協業◆提案活動~開発・運用まで <電通×IT>クラウドアーキテクト <電通×IT>アプリケーションアーキテクト 製品・プラットフォーム開発エンジニア執筆:@miyazawa.hibiki、レビュー:@nagamatsu.yuji
(Shodoで執筆されました)