はじめまして。製造エンジニアリング本部 SPDM技術部の冨永です。
本記事では、2024年4月に新卒で電通総研に入社してから約1年、部署に配属されてから半年が経過した私の現在の業務内容や働き方を中心に紹介したいと思います。あくまで私が所属している部署の話にはなりますが、読者の皆様には本記事を通して、電通総研での業務内容や働き方について少しでもご理解いただければ幸いです。
- 1. 電通総研の志望理由と入社の決め手
- 2. 現在の業務について
- 2.1. 業務内容
- 2.2. 業務のやりがいや難しさ
- 2.3. 今後の野望
- 3. 働き方
- 3.1. 1日のスケジュール
- 3.2. こだわり
- 4. 最後に
1. 電通総研の志望理由と入社の決め手
本題に入る前に私が電通総研(当時ISID)を志望した理由をお話したいと思います。私が就活生時代に掲げていた「就活の軸」は以下2点でした。
① 顧客業務の効率化に寄与する仕事をして、組織全体の持つ力を最大限に引き出し、社会の変革の一端を担う当事者になりたい。
② 自分らしく、そして楽しく働きたい。
特に②は譲れない軸でした。仮に20-60歳まで働き、90歳まで生きるとした場合、その中で仕事が占める割合は意外と1~2割程度らしいですが、平日のほとんどを仕事に費やすことになります。だからこそ、自分らしく、楽しく働ける環境が自分の人生を充実させるために重要だと考えていました。そして、個人的に②に関しては電通総研でしか実現できないと感じました。というのも、就活生時代に電通総研主催の社員座談会に参加したのですが、その座談会の場で1人の社員の方が「電通総研の社長になりたい。」と本気で語られていたことや、社員の皆さんが年次関係なく楽しく交流されている姿を見て、「電通総研であれば夢を持って仕事ができそう!」とか、ほかの会社とは違う雰囲気(おそらく人間魅力)を感じました。就活期間中、他社から内定をいただき悩みましたが、自分が楽しく働いている姿を最も強くイメージすることができたこともあり、電通総研への入社を決意しました。
2. 現在の業務について
ここでは私の現在の業務について紹介します。
2.1. 業務内容
現在は、製造エンジニアリング本部SPDM技術部で製造業のお客様向けに、電通総研のSPDM(Simulation Process and Data Management)製品である「i-SPiDM(アイ・エスピーディーエム)」の導入支援に携わっています。昨今、市場競争の激化や顧客ニーズの多様化、労働者不足など、製造業を取り巻く環境がより一層厳しくなっており、製品開発プロセスのさらなる効率化とリードタイムの短縮が強く求められています。i-SPiDMは製品開発における検証業務の効率化と品質向上に寄与することができ、現在多くの製造業のお客様にご利用いただいている製品となっています。部に配属されてから約6ヵ月が経過し、自動車OEMをはじめとした様々な製造業のお客様向けに、案件関係メンバと顧客業務のヒアリングを行い、業務プロセスに適したi-SPiDM運用方法の検討および提案を実施しています。また、i-SPiDMのプリセールス(製品紹介や製品デモ)も実施するなど、技術者として手を動かすだけでなく、お客様と直接会話をするような場面にも多く携わっています。
2.2. 業務のやりがいや難しさ
様々な製造業のお客様へi-SPiDMという製品の導入を通して、私の軸でもあった「変革の一端を担う当事者になりたい」その思いを実現できており、大きなやりがいを感じています。同じ製造業であってもお客様毎に業務フローは異なっており、異なるニーズに応じたカスタマイズや、抜け漏れない要件の抽出など、日々新しい課題に取り組むことは非常に難しくもありますが、刺激的な毎日を送ることができていると感じています。
2.3. 今後の野望
私の今後の野望は“SPDMツールのスタンダードをi-SPiDMにする”です。
i-SPiDMはデータ管理や解析ジョブ管理機能を持ち、検証作業を効率化する強力なツールです。私自身、大学の研究室でデータ管理や解析ジョブ管理に課題感を持っていました。深夜にシミュレーションを実行するためだけに研究室に行き、翌朝シミュレーション結果を取得する。そんなブラックすぎる時間を過ごしていた時もありました。私の事例は極端かもしれませんが、現在でも、多くの企業や大学の研究室で大なり小なり同様の課題があると認識しています。なので、i-SPiDMの利用によって検証業務に携わられている全ての方々に非効率な作業から解放されてほしいと思っています。
3. 働き方
ここでは私の現在の働き方を紹介します。
3.1. 1日のスケジュール
以下は、私の出社した日のスケジュールの一例です。
- 9:30 出社:メールチェックやその日のタスクの確認を行います。
- 10:00 - 12:00 顧客会議:お客様との打ち合わせを行います。i-SPiDM運用案などをお客様にご提示し擦り合わせを実施します。
- 12:00 - 13:00 昼食:同僚と一緒にランチを楽しみながら、リフレッシュします。
- 13:00 - 14:00チームMTG:お客様との会議で得られた情報をチームメンバと整理します。
- 14:00 - 15:00 事前会議:別日に実施されるお客様との会議に向けて、事前にアジェンダ検討や打ち合わせのゴールを明確にします。
- 15:00 - 16:00顧客会議:お客様向けにi-SPiDMプリセールスを実施します。
- 16:00 - 16:15 休憩 :(コンビニでおやつを買って糖分補給…)
- 16:30 - 17:30 社内定例:私が所属するユニットでは新人主催で合同勉強会を隔月で実施しています。その打ち合わせをユニットの同期メンバと行います。
- 17:30 翌日の作業確認:翌日の予定・作業を確認します。
- 18:00 退勤:
この日は会議が多めの1日でした。社内または顧客会議が多くある日は頭を切り替えるのが大変です。(^^;
3.2. こだわり
私自身、面直の会話が好きなので、出社の頻度が高め(Ave. 週4出社)です。少し前時代的考えなのかもしれませんが、対面でのコミュニケーションは話し相手の細かなニュアンスや表情を読み取ることができ、より深い理解を得ることができると感じています。また、オフィスでの雑談やランチタイムの交流も、仕事のモチベーションを高める大切な要素です。帰宅後は手帳に残タスクの書き出しやタスクの優先順位付けを行っています。脳は多くのエネルギーを消費するため、省エネな性格だとか何かの本で読んだ記憶があります。なので、無理に頭の中で整理しようとはせず、書き出してビジュアル化することを心掛けるようにしています。
4. 最後に
ここまで読んでいただいた皆様、お付き合いいただきありがとうございました。
To:社外の方
この記事を通じて、私の現在の業務内容や働き方を少しでもお伝えでき、電通総研について理解を深める一助になることができましたら幸いです。
To:社内の方
電通総研に入社し1年、素敵な147名の同期と先輩方に出会い、この上なく恵まれた環境で仕事ができることに日々感謝しています。これからも楽しみながら自己成長を続け、会社に貢献できるよう努力してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!
執筆:@tominaga.ds、レビュー:@nakamura.toshihiro
(Shodoで執筆されました)