電通総研のスマートソサエティセンターの飯田です。
Veo3はGoogle I/O 2025で発表された動画生成のAIモデルです。
- 最新の動画生成モデル Veo 3 は、Veo 2 の品質を向上させただけでなく、音声付きの動画生成を初めて実現しました。
- テキストや画像によるプロンプト入力から、現実世界の物理法則の反映、正確なリップシンクまで、あらゆる側面で優れた性能を発揮します。理解力も優れており、プロンプトで短いストーリーを伝えるだけで、その内容を鮮明に表現した映像を生成します
Imagen 4, Veo 3: Googleの最新のメディア生成モデル
とあるように、高品質な動画と音声の生成が可能となっており、コンテンツ制作の新たな可能性が広がっています。
その中の1つの事例として、 Veo3によるASMR動画が流行っています。
たとえば、下のような形で、現実的ではない気持ちがいい動画を生成できます
ビスマス結晶のカット作業#Veo3 #ASMR pic.twitter.com/FpvURmmVlK
— LONPEL (@__LONPEL__) 2025年6月24日
私もつくってみました
www.youtube.com
(切れると思いきや、切れない)
Veo2→Veo3になって進化した品質を比較しつつ、カメラワークのプロンプトエンジニアリングについて触ってみました。
動画におけるプロンプトエンジニアリング
Google Cloudから、ビデオ生成におけるプロンプトエンジニアリングのコツがまとめられています
Vertex AI 動画生成プロンプト ガイド | Generative AI on Vertex AI | Google Cloud
以下の点を含めると狙った動画を作りやすいということです。
- 被写体: 動画に含める物体、人物、動物、風景。
- コンテキスト:被写体が配置される背景やコンテキスト。
- アクション:被写体が行っている動作(歩く、走る、首を回すなど)。
- スタイル:一般的なスタイルでも、特定化されたスタイルでもかまいません。ホラー映画、フィルム ノワールなど、特定の映画スタイルのキーワードや、カートゥーン スタイルのレンダリングなどのアニメーション スタイルのキーワードの使用を検討してください。
- カメラの動き:省略可。カメラの動作(空中撮影、目の高さ、上からの撮影、低角度撮影など)。
- 構図:省略可。ワイドショット、クローズアップ、エクストリーム クローズアップなど、ショットのフレームを設定。
- アンビエンス:省略可。青色、夜間、暖色など、色と光がシーンに与える影響。
それを参考にベースのテンプレートを作りました。
【主題】一頭の巨大な雄のシャチ。 【場所】氷山が浮かぶ、静かで澄み切った北極の海。 【シーン】 ・シャチが力強く、しかし優雅な尾びれの動きで、冷たい深海を滑るように進んでいく。太陽の光が水中に差し込み、神々しい光の筋(ゴッドレイ)を作り出している。 【スタイル】ドキュメンタリー映画のような、壮大でシネマティックなスタイル。4K高画質のフォトリアル。 【カメラワーク】ゆっくりとパン(pan)する
上記のカメラワークの表現だけを色々変えてVeo2・Veo3で比較してみました。
以下、結果です。
Veo2
www.youtube.com
Veo3
www.youtube.com
全体的な印象として、Veo3の高精細かつ、カメラワークも安定している感じがします。
あと、何より、音も付いてくるのが素晴らしいですね。
企業ユースでは、Veo2はVertexAI・Google AI Studio・Vidsで生成できます。
Veo3はVertex AI、VidsのPreview機能、Google WorkspaceのGeminiで生成できると思います。
(Vidsは現在、英語のみ対応)
ちなみに、シャチの動画は、Veo2はVertexAI、Veo3はVidsでプロンプトを英訳して、生成しました。
Vidsは下のイメージの右枠にあるような形で入力できます。

Vidsは簡単な動画作成にも優秀なツールです。
最終的な動画として繋げる部分はVidsを使っています。
まとめ
画像生成も狙った画像を作り出すのは難しいと思いますが、動画生成は狙った映像を作り出すのが画像生成よりも難しいと感じており、色々と試行錯誤をしないと狙った映像にならないなぁという感覚があります。
今回はカメラワークのパラメータを意識して動かすことで、感覚をつかめましたが、カメラ深度やアニメ調など様々な設定があるので、今後、そのあたりも試していきたいと思います。
そして、映像表現の引き出しも持っていないと、そもそもどういう絵が魅力的なのか?とかもわからないので、そのあたりも引き出しを増やせたらと思いました。
最後に、電通総研では、今回ご紹介したVidsを含む、Google Workspace(Gemini / NotebookLM)のソリューションを展開していますので、ご興味ある方はこちらもみてみてください!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
執筆:@iida.michitaka7b3a3dd24e9c454b
(Shodoで執筆されました)



